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【e-tax申告】e-taxでスマホ確定申告も簡単に!申告の手順を解説

2020年11月13日
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e-tax

確定申告は書面で手続きをすることが一般的でしたが、近年はe-tax、つまり電子申告で手続きをする方も増えています。電子申告なら、自宅で好きな時間に確定申告書を作成し、申告まですべてWEB上で完結させることが可能です。

この記事では、e-tax申告が初めての方でも簡単にできるようその方法やメリット、デメリットなどについて詳しく解説していきます。電子申告の興味があってもよく分からずに書面で確定申告をしている方、今年こそは電子申告に挑戦してみたい方など、e-tax初心者は必見です。

e-Tax(電子申告)とは?

確定申告書類を提出する方法は、直接税務署に提出する、もしくは郵送で提出することが一般的でした。現在は、これらの提出方法に加え、e-Tax(イータックス)、つまり、確定申告を電子データとしてインターネット上で送信することができます。e-Tax(電子申告)の正式名称は、「国税電子申告・納税システム」と呼ばれています。

まだ最近導入した申告方法だと思われている方もいるかもしれませんが、実はe-Taxが施行されたのは2004年(平成16年)までさかのぼります。2004年6月1日に行政手続きオンライン化法のもと利用が開始され、電子申告制度を導入してからすでに10年以上経過しています。

e-Taxの最大の特徴といえば、インターネット環境さえあれば、好きな場所で好きな時間に各種の申告・申請・納税をすべてインターネット上で完結できることです。個人事業主やフリーランスの方はもちろんのこと、確定申告が必要な会社員や公務員の方も利用することが可能です。

なお、2020年(令和2年)からは、e-Taxを利用することで、青色申告者は10万円分の控除額が増えることになりました。そのため、今まで書面で手続きをしていた方も、e-Taxに挑戦してた方は多く、今後ますますe-Taxの利用者が増えることが予想されています。

中には「e-Tax申告は難しそうで、わたしには出来ないのでは?」と思われている方もいるかもしれません。でも安心してください。市販の確定申告ソフトを利用すれば、e-Taxにも対応しているため、e-Tax初心者の方でも簡単に申告をすることが可能です。

まだe-Taxでの申告をしたことがない方は、次回の確定申告に備え、e-Tax申告への切り替えを検討してみるのはどうでしょうか?

e-Taxでできることとは?

では、e-Taxeでは、具体的のどのようなことが行えるのでしょうか?

①税の申告
e-Taxでは、所得税確定申告等、贈与税申告、法人税確定申告等、消費税(地方消費税を含む)、復興特別法人税申告等、酒税納税申告、印紙税納税等を行えます。

②納税
e-Taxでは、消費税や所得性、法人税などのすべての種類の国税の納税が行えます。(住民税と地方税の納税は不可)納税も金融機関の手続きが不要になるので、時間や手間が省けます。また、利用する金融機関によっては、インターネットバンキングを使った電子納税も可能です。

③申請や届出
e-Taxでは、税金の申告以外にも、税に関わる各種申請や届出なども可能です。所得税関係をはじめとし、源泉所得税関係、法人税関係など様々な種類の申請や届出ができます。

このようにe-Taxでは、税金類の申告や申請、届出などを行うことができますが、添付書類の提出が必要になることもあります。またe-Taxは添付書類も画像データを利用して提出することができます。

確定申告をe-Taxで行うメリットとは?

e-Taxで確定申告をすると、以下のメリットを得ることができます。

メリットその①確定申告をネット上で完結できる

e-Taxの最大のメリットは、確定申告の手続きをすべてネットで完結できることです。確定申告を書面でする場合は、わざさざ管轄の税務署まで足を運ぶ必要があります。しかも、税務署は開庁時間が決まっていることはもちろん、土日は休業になります。

そのため、忙しい方にとって税務署に確定申告書類を提出することは、大きな負担となります。しかし、e-Taxを利用すれば、書類の申告や提出、納税まですべて手続きできるので、特に忙しい方にとっては大きなメリットと言えます。

メリットその②24時間好きなタイミングで確定申告ができる

e-Taxは、確定申告の時期であれば、24時間受付に対応しています。また、確定申告の時期以外は、平日8:30~24:00まで受け付けています。

メリットその③税金の還付が早い

書面で確定申告をする場合、税金の還付までに1~2ヶ月の期間を必要とします。しかし、e-Taxを利用すると、およそ3週間ほどで還付されます。早ければ2週間ほどで還付金が振り込まれることもあるので、特に個人事業主の方や中小企業経営者の方などにとってはメリットと言えるでしょう。

メリットその④4提出書類を省略できる

源泉徴収票や医療費控除などの領収書などは、原本書類の提出や提示を省略することができるので、書類の提出の簡素化につながります。

メリットその⑤確定申告を早めに申告できる

税務署での確定申告は、毎年2月16日から3月15日が受付期間となっています。しかし、e-Taxで確定申告をする場合、1月上旬から行うことが可能です。早めに確定申告書類の作成が完了しているなら、2月中旬まで待たなくても早めに申告できることもメリットのひとつと言えるでしょう。

メリットその⑥62020年(令和2年)から青色申告者は控除額が10万円分増えた

2018年(平成30年)度に税制が改訂され、青色申告の特別控除額が65万円から55万円と減額変更されました。しかし、2020年(令和2年)分の確定申告から、e-Taxで青色申告の手続きをするなら、特別控除額として65万円控除されます。

以前と同じ控除額ですが、e-Taxで申告しないと55万円に減額されます。また、すべての人に適用される基礎控除の控除額が、38万円から48万円へと増額変更されました。つまり、e-Taxを利用すると、10万円の控除額が増えたことになります。

確定申告をe-Taxで行うデメリットとは?

e-Taxでの確定申告には、次のようなデメリットがあります。

デメリットその①1インターネット環境がないと申告できない

e-Taxのデメリットと言えば、当たり前のことですが、インターネット環境が整っていないと申告できないことが挙げられます。

デメリットその②税務署などの収受印が押された申告書控えがもらえない

e-Taxが導入したばかりの頃は、収受印付きの着替えがないと申告書の提出を受け付けない金融機関等がありましたが、近年はe-Taxが普及しているので、そのような問題はほとんどありません。電子データでの提出を受ける金融機関が増えているので、収受印が押された申告書控えがなくてもスムーズに手続きが行えます。

初めてのe-Taxでの確定申告に必要な事前準備

e-Taxを利用して確定申告をするためには、本人確認のために必要な電子証明書の取得や、開始届出をするためのソフトをインストールするなど、いくつかの準備を前もってする必要があります。事前に準備すべきものをみてみましょう。

【パソコンとインターネット環境の準備】
当然のことですが、e-Taxを利用するためには、インターネット環境が必要です。また、国税庁が推奨するパソコン環境を整える必要もあります。

国税庁が推奨しているパソコン環境の条件は、次のようになっています。

・Windows
Microsoft Windows7/ブラウザ:Microsoft Internet explorer11(32bit版)
Microsoft Windows8.1(デスクトップモードのみ)/ブラウザ:Microsoft Internet explorer11(32bit版)
Microsoft Windows10/ブラウザ:Microsoft Internet explorer11(32bit版)

・Mac
Mac OS10.8 (Mountain Lion)/ブラウザ:safari6.2
Mac OS10.9(Mavericks)/ブラウザ:safari7.1
Mac OS10.10(Yosemite)/ブラウザ:safari8.0

・PDF閲覧
Adobe Acrobat Reader DC

推奨以外のブラウザでは、「確定申告書等作成コーナー」を利用することができないので、上記の条件を満たしているかどうかを確認してみましょう。また、e-Taxは個人情報を扱いますので、セキュリティ対策がしっかり整っているかどうかも確認することは重要です。

【マイナンバーカード・電子証明書の準備】
e-Taxを利用するためには、電子証明書の取得が必要となります。なぜなら、データの作成者や送信されたデータが改ざんされていないかどうかを確認する必要があるからです。そのため、マイナンバーカードの中には、「署名用電子証明書」が搭載されています。

ネット上で免許証やパスポートのような役割を果たしています。すでに住民基本台帳カードに組み込まれた電子証明書を取得しているので、有効期間内であれが、そのまま利用することが可能です。

【電子証明書を読み取ることができるICカードリーダライタの購入】
ICカードリーダライタは、住民基本台帳カードの情報を読み込ませるために使用します。e-Tax利用には欠かせないアイテムのひとつで、PCに接続して使用します。家電量販店やネット経由などで約2,000円前後で購入することが可能です。その際、電子証明書発行手続きを行う市区町村によって住民基本台帳に対応したICカードリーダライタの種類が異なっています。

「共用型」「接触型」「非接触型」など複数の規格が存在していますので、購入前に、地方公共団体情報システム機構が運営する「公的個人認証サービスポータルサイト」で適切な機器を確認されることをおすすめします。また、Macを利用されている方は、Macに対応した型を選ぶ必要があるので注意が必要です。

e-Taxの利用申し込み方法について

e-Taxを利用するためには、「マイナンバーカード方式」、もしくは「ID・パスワード方式」のいずれかの方式で、利用申し込みをする必要があります。

マイナンバーカード方式とは?

マイナンバーカード方式とは、マイナンバーカードとICカードリーダライタ、もしくはマイナンバー対応のスマートフォンを利用してe-Tax申告を行います。

e-Tax送信をする際にマイナンバーカードを利用するので、「e-Tax利用者識別番号(ID)」と「暗証番号」の入力不要で利用することが可能です。また、e-Taxを利用するための事前準備として必要な電子証明書の登録も不要で利用できます。

ID・パスワード方式とは?

ID・パスワード方式とは、「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されているe-Tax用のID・パスワードを利用して、e-Tax申告を行う方法です。マイナンバーカード、ICカードリーダライタ、マイナンバーカード対応のスマートフォンを準備する必要はありません。

ID・パスワード方式を利用するためには、管轄地区の税務署で対面による本人確認をすることが求められていますが、まだマイナンバーカードを取得していない方は利用することができるかもしれません。

スマホでe-Taxを利用する方法

e-Taxは2007年から行われているサービスですが、パソコンのみでの利用が可能でした。しかし、2019年(2018年度分)の確定申告から、スマホでe-Taxを提出することができるようになりました。しかも、マイナンバーカード不要でオンライン提出も可能となり、スマホ専用の作成画面まで用意されています。

スマホでe-Taxを利用するためには、次のような条件を満たす必要があります。

・所得は給与所得のみであること
・給与所得が1ヵ所のみであること
・勤務先が年末調整をしていること
・年末調整に変更や控除等の追加がないこと
・医療費控除や寄附金控除等のために確定申告をしていること

そして、スマホでの申請は、次のような流れになっています。

ステップ1:「マイナンバー方式」もしくは「ID・パスワード方式」のいずれかを選択し、それに合った事前準備をする
ステップ2:スマホからe-Taxで確定申告の書類を作成する
ステップ3:提出する

スマホでe-Taxを利用した確定申告書の作成方法について

では、実際にスマホを利用して、どのようにe-Taxで確定申告書を作成すればよいのでしょうか?まずマイナンバーカードの読み取りに対応したスマホでなければe-Taxを利用することはできません。

e-Taxに対応したスマホとは、iPhoneの場合はiOS 13.1以降を搭載したiPhone 7以降の機種(対応ブラウザはSafariのみ)、Androidの場合はマイナンバーカードの読み取りに対応したAndroidスマホ(対応ブラウザはChromeのみ)となっています。

また、Androidユーザーの方は、事前準備として「Adobe Acrobat Reader」をGoogle Playからインストールしておく必要があります。では、作成方法の手順をみてみましょう。

ステップ①「確定申告書作成コーナー」へアクセスする
まず国税庁のホームページの「確定申告書作成コーナー」にアクセスします。表示された画面の「確定申告書等作成コーナー」というバーナーをタップします。そして、次の画面の「作成開始」をタップし、作業をスタートします。

ステップ②提出方法等申告内容に関する質問に答える
続いて、申告内容に関する質問に「はい」と「いいえ」で答えていきます。申告内容に関する質問には「確定申告をする年分は○○年分ですか。」「給与以外に申告する収入がありますか。」「お持ちの源泉徴収票は1枚のみですか。」などの質問に2択で答えます。もしスマホから利用できない場合は、PCから利用するように、というアラートが表示されます。

ステップ③利用者識別番号(ID)と暗証番号(パスワード)を入力する
税務署から受け取った利用者識別番号(ID)と暗証番号(パスワード)を入力します。まだ利用者識別番号と暗証番号を持っていない場合は、e-Taxホームページから「開始届出書の作成・提出」を行い、利用者識別番号と暗証番号の申請をする必要あります。利用者識別番号と暗証番号を入力すると、ログインすることができます。

ステップ④金額等を入力する
ログイン後、収入に関する金額と、控除についての情報を入力します。

ステップ⑤送信する
入力がすべて終了したら、そのまま送信して申告完了です。

ステップ⑥申告書データを保存する
申告書のデータは重要です。印刷画面からPDF形式で保存しておきます。

国税庁の「ヘルプデスク」を利用しよう!

初めてe-Taxをパソコンやスマホで利用する方の中には、不安を感じている方も多いことでしょう。国税庁は、e-Tax利用が初めての方でも安心できるよう「ヘルプデスク」を設置し、電話によるサポート(ナビダイヤル0570-01-5901)を受け付けています。

ヘルプデスクでは、e-Taxソフト、確定申告書類作成コーナーの事前準備、送信方法、エラー解消、パソコン操作などに関する問い合わせを電話で対応する専門の窓口があります。ただ、e-Tax・作成コーナーヘルプデスクへの電話は、特に確定申告期間中は混雑されることが予想されています。時間に余裕をもって取り組むようにしましょう。

なお、e-Tax申告に関するよくある質問に関しては、以下のサイトから確認することが可能です。ヘルプデスクを利用する前に、まずはこちらのサイトを確認してみましょう。

参照:e-Tax国税電子申告・納税システム「よくある質問(Q&A)」

申告ソフトを利用すると作業がスムーズに!

e-Taxでの確定申告は、ネット上ですべて完結できるので、特に忙しい方にとってはとても便利な方法です。しかし、確定申告をするまでの手順は、今まで書面でしていたことと同じです。売上や経費を月ごとにまとめたり、控除書類などを用意したり等、たとえe-Taxで電子申告をするとしても今まで通りの作業をしなければいけません。

そこで、作業をスムーズに行うために「確定申告ソフト」を活用するととても便利です。ただ売上や経費などを入力するだけで、自動的に確定申告書類を作成できるうえ、計算間違いもないのでスムーズに作業が行えます。

国税庁が提供しているe-Taxに対応したソフトを利用するなら、e-Tax申告データをダウンロードし、そのまま確定申告することも可能です。まだ申告ソフトを利用したことがないなら、申告ソフトの活用を検討してみるのはどうでしょうか?

e-Taxに向いているのはどんな人?

このように多くのメリットを得られるe-Taxですが、向き不向きがあります。一般的に、以下のタイプに該当する方は、e-Taxによる電子申告が向いていると言えるでしょう。
・自宅で好きな時間にネットで確定申告を済ませたい人
・パソコンに慣れている人
・添付書類を減らして、少しでもラクしたい人
・少しでも早く還付金を受け取りたい人

一方、以下のタイプに該当する人は、e-Taxに不向きと言えるかもしれません。
・税務署や申告会場で職員に相談したい人
・パソコンの使い方がよく分からない人

もちろん、パソコンに慣れていない方でもe-Taxによる申告をすることは可能ですが、書面での提出も受け付けていますので、申告しやすい方法を選択することができるでしょう。

まとめ

e-Taxの最大のメリットは、確定申告の手続きをすべてネットで完結できることです。それに加え、納税や各種届出や申請なども行えます。e-Taxの利用をするためには、事前に準備が必要ですが、準備さえしてしまえば、その後、ずっと利用することができます。

また、今年2020年(令和2年)からは、e-Taxで確定申告をするなら控除額が増える、というメリットも得られます。まだe-Taxで申告していない方は、この機会にe-Taxの利用を検討してみませんか?もし分からないことや不安なことがあれば、是非、国税庁の「ヘルプデスク」を活用しましょう。

また、確定申告自体をスムーズに進めるために、確定申告ソフトを利用したり、税の専門家である税理士に相談することなども検討することができるでしょう。


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