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サプライヤーの意味とは?メーカーやベンダーなどの類義語との違いを解説!

2020年8月30日
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みなさんは「サプライヤー」の意味を正しく説明することができますか?「サプライヤー」という用語は、業種を問わずビジネスシーンでよく使われています。サプライヤーの意味をなんとなく理解している方でも、メーカーやベンダーなどの類義用語と明確な区別が分からないまま使用している方も少なくありません。

この記事では、サプライヤーの意味をはじめ都市、メーカーやベンダーなどの類義用語との違いについて解説していきます。

サプライヤーとは?

サプライヤーの意味とは?

「サプライヤー」は、英語の供給の意味をもつ動詞「supplier(サプライ)」をそのままカタカナ読みした言葉が元になっています。動詞「supplier(サプライ)」の末尾に接尾辞「-er」をつけて、「人」や「モノ」を表す名詞へと変化させ、供給する人の意味をもつ「supplier」として使われています。

そして、サプライヤーは、日本語では、主に仕入先や供給元など納品業者のことを指して使われています。

サプライヤーの具体例

サプライヤーは、業種を問わずビジネスシーンで使われている用語です。では、具体的な例で確認してみましょう。

【食品業の場合】
例えば、農家からお米を買い取り、スーパーで直接販売すると仮定します。この場合、スーパーの観点からみると、農家はサプライヤーになります。なぜなら、お米の販売元として提供しているからです。

では、農家とスーパーの間に、卸売業者が介入している場合はどうなるでしょうか?この場合は、卸売業者の観点からみると農家がサプライヤーになり、スーパーの観点からみると卸売業者がサプライヤーになります。

【製造業の場合】
製造業の場合のサプライヤーとは、主に部品を提供する業者になります。例えば、自動車やパソコンなどは、多くの部品と使ってモノを製造します。

自動車の場合は、2~3万個の部品が必要と言われおり、それに伴い、部品のサプライヤーも数千社になると言われています。そのため、自動車をはじめとした製造業が一番多くのサプライヤーを抱えていると言えるでしょう。

【旅行業の場合】
近年では、旅行業界でも「サプライヤー」という用語が使われています。旅行商品の企画や販売をしている旅行会社は、航空会社やバス会社などの交通手段、ホテルや旅館などの宿泊施設、観光、レストランなどの業者をサプライヤーと呼んでいます。

【貿易業界の場合】
輸出業をしている貿易業界の場合、輸入か輸出かによってサプライヤーが変わってきます。国内のモノを外国の取引先に提供する輸出の場合は、国内企業がサプライヤーとなります。それとは反対に、海外のモノを国内の取引先へ提供する場合は、海外企業がサプライヤーとなります。

このように商品やサービスの形式を問わず、供給先と供給元というビジネス関係が成り立つのであればサプライヤーといいます。つまり、サプライヤーとは、仕入先や供給元など納品業者のことを指して使います。

供給元はすべて「サプライヤー」

上記の例で確認したように、サプライヤーが提供するのは商品だけではありません。商品をつくるための「部品」や、形のない「サービス」などもサプライヤーに該当します。つまり、供給先と供給元というビジネス関係が成り立つのであれば、サプライヤーは存在する、ということです。

そして、それは業界や業種を問いません。ですから、ビジネス取引をするために何かを供給しているのであれば、サプライヤーといいます。

サプライヤーとメーカーとの違いとは?

サプライヤーと似ている用語に「メーカー」があります。おそらく多くの方にとっては、サプライヤーよりもメーカーの方が馴染みのある用語なのではないでしょうか?では、サプライヤーとメーカーには、どのような意味の違いがあるのでしょうか?

メーカーの意味とは?

メーカーとは、原材料などを加工して製品を生産し提供する製造業者や開発業者を指して使われる言葉です。原材料やパーツなどを使い、製品や商品などを作りだしているならメーカーといいます。

しかし、材料のみを販売している業者や、製品を仲介している業者に関しては、メーカーという言葉を用いません。では、なぜサプライヤーとメーカーは混同されやすいのでしょうか?それはサプライヤーもメーカーを兼ねているケースもあるからです。

サプライヤーとメーカーの違いの具体例

例えば、衣服を消費者へ販売する○○会社と、衣服を縫製している△△会社があると仮定します。この場合、衣服を縫製している△△会社がメーカーで、衣服を販売する○○会社にとっては△△会社はサプライヤーになります。

しかし、衣服を縫製するためには、材料が必要となります。そのため、△△会社は××会社から材料を入手します。この場合、××会社が材料を供給し、△△会社は衣服を縫製し、○○会社が衣服を消費者へ販売するという流れになります。

そのため、△△会社にとっては、××会社が材料を提供してくれるサプライヤーとなり、衣服を縫製しているわけではないのでメーカーにはなりません。

このようにメーカーがサプライヤーを兼ねることがあります。どちらも同じように使われることもありますが、製品の供給先が「メーカー」であれば「サプライヤー」になることもあるということです。そして、メーカーは製造と開発を行う業者であることを覚えておきましょう。

サプライヤーとベンダーの違いとは?

では、サプライヤーとベンダーには、どのような違いがあるのでしょうか?

ベンダーの意味とは?

ベンダーとは、仕入れした商品を消費者へと販売する会社のことです。英語で売るを意味する「vend」に、接尾辞「-or」を付けて「vendor」へと名詞に変化させた言葉を元にしています。直訳すると「売る人」という意味になりますが、日本語ではメーカーや販売大理手、商社など中間業者となる販売会社を指して使われています。

サプライヤーと混同しやすい対義語

バイヤーとの違いは?

バイヤーとは、売るためのモノを買い付ける仕入担当者のことです。英語で買う人を意味する「buyer」をカタカナ読みしたものが元になっています。サプライヤーもメーカーも、材料や原材料、部品などを購入していますが、購入したものを加工して販売しています。

一方、バイヤーは購入したものを加工することはしないためサプライヤーやメーカーとは異なります。

ディストリビューターとの違いは?

ディストリビューターとは、英語で分配するという意味をもつ「Distribute」に、接尾辞「-or」をつけて、「人」や「モノ」を表す名詞へと変化させた「Distributor」をカタカナ読みしたものが元になっています。卸売業者のなかでも、集荷や物流機能を主に行う卸売業者を指して使われています。製造業の場合は、自社製品の取扱業者のことを指して使われることもあります。

まとめ

・サプライヤーは、仕入先や供給元など納品業者の意味を指して使われる。
・メーカーとは、原材料などを加工して製品を生産、または提供する製造業者を指す言葉。
・供給先と供給元というビジネス関係が成り立つのであれば、業界や業種を問わずサプライヤーは存在する。
・サプライヤーは「モノ」だけでなく、形のない「サービス」も該当する。
・サプライヤーとメーカーは兼ねることもある。
・サプライヤーの対義語であるベンダーは販売会社、ディストリビューターは主に集荷や物流機能を持つ卸売業者を意味する。


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