利益率とは?その意味や粗利益率との違い、特徴などを解説 | 税理士コンシェルジュ

税理士事務所 口コミ 紹介実績

利益率とは?その意味や粗利益率との違い、特徴などを解説

2020年6月25日
-

事業で取引先を検討する際、相手企業の経営状況について把握することはとても大切です。では、どのように経営状況を知ることができるのでしょうか?それは「利益率」をみることによってです。この記事では、利益率とは何なのかを分かりやすく解説していきます。

利益率とは?

利益率とは、売上高に対してどのくらいの割合で利益があるかを示す指標のことです。売上高が高くて費用が低いなら利益率は大きくなります。一方、売上高が高くても費用が多いなら利益は少なくなります。また、売上高よりも費用の方が多いなら、利益ではなく、損失が増えてしまいます。なお、損益計算書に記載する利益には、売上総利益、営業利益、計上利益、税引前当期純利益、当期純利益の5つの種類があります。

利益率の計算方法

では、利益率はどのように求めることができるのでしょうか?利益率は、「利益÷売上高×100(%)=利益率(%)」という計算式で算出することができます。

粗利益率とは?

利益率と言葉が似ている「粗利益率」とは、売上高に対する売上総利益の割合のことです。売上総利益は「粗利益」とも呼ばれており、粗利益率は「売上総利益」や「粗利率」などと呼ばれています。粗利益率は売上高に占める粗利益の割合を示すため、粗利益率を見ることで売上と原価のバランスを把握することができます。そのため、収益性分析の指標として使われています。

ただし、粗利益率は、業種によって異なっています。例えば、製造業の粗利益率は約20%、飲食業の粗利益率は約50%と業種によって大きな違いがあるため、異業種で粗利益率を比較して収益性を図ることはしません。

粗利益率の計算方法

粗利益率は、「売上総利益÷売上高×100(%)=総利益率(%)」、もしくは「(売上高-売上原価)÷売上高×100(%)=総利益率(%)」という計算式で算出することができます。粗利益率を上げるためには、利幅の高い商品やサービスの販売に力を入れたり、仕入原価を少しでも安く抑えたりすることなどができるでしょう。

まとめ

利益率と粗利益率の意味や計算方法についてみてきました。利益にはいくつかの種類がありますが、利益率の求め方をしっかり理解しておくなら、相手企業の経済状況について把握することもできるようになります。

ただし、粗利益率は業種によって大きな違いがあるので、単純に比較しないようにしましょう。このように利益率は経済状況を図る指数のひとつですから、経営者や経理担当者は利益率や粗利益率の計算方法について、しっかり理解しておくようにしましょう。


税理士コンシェルジュコラム

  • 税理士とは

    税理士にこれから相談をお考えの方のために、税理士という士業を知るための基本的な知識を解説しています。相談する時の注意点や相談料が分かります。

    続きを見る
  • 税理士を探す

    税理士をつけようと思った方のために、税理士を探す時に税理士選びで失敗しないためのポイントや、上手な付き合い方を解説しています。

    続きを見る
  • 税理士の報酬

    税理士の報酬について詳しく知りたい方のために、税理士の料金が決まる仕組みや相場を解説しています。費用の仕組みを把握することで、値下げの交渉や依頼業務の整理ができるようになります。

    続きを見る
  • 税理士の変更

    税理士の紹介や変更をお考えの方のために、税理士への不満や苦情の解決方法を解説しています。スムーズに紹介を受ける方法や変更をすることで無駄な時間とストレスを最小限に抑えることができます。

    続きを見る
コラム記事一覧を読む

新着・税理士無料相談

税理士相談の一覧を見る

新着・口コミ

    税理士口コミ検索

    税理士無料相談室

    親身になってくれる税理士に
    無料で相談できます。

    新規登録(無料)する 過去の相談一覧

    口コミを投稿する

    税理士を探している方の参考になる
    口コミをお寄せください。

    口コミを投稿する

    税理士の方へ

    サイトへの掲載・案件のご紹介に関しては、
    お気軽に問い合わせください。

    税理士の方へ

    厳選税理士紹介

    面談済み税理士1000名の中から、
    あなたにピッタリの厳選税理士を
    無料でご紹介するサービス

    税理士紹介サービスはこちら