消費税が10%に上がることによるリスク
10月1日から消費税が10%に上がります。
消費税に関して、具体的な処理などに関しては他でもいろいろと書かれていると思いますので、
こちらでは税理士紹介の立場から見えている消費税が10%に上がることによってのリスクをご説明したいと思います。
消費税は税金の中で一番新しい税法です。また、一番よく変わる税法でもあります。
そのため、税理士の中には相続税に次いで消費税が苦手な方やミスを犯す先生が多いと言えます。
法人は赤字でも消費税は支払うことになるため、年商規模が大きいと赤字でも大きな金額の消費税を納税することになります。
つまり、企業側にとってもミスが起こりやすいのが消費税と言えるのです。
そのような背景があり、今回はさらに8%から10%に上がることでますますミスが起こりやすくなります。
今回の消費税改正のタイミングで事務所をたたむ高齢所長もいるそうです。
それだけついていくのが面倒ということです。
そのため、改正のタイミングで値上げを考える税理士事務所も多いようです。
最初から10%だったらいいのですが、期中での変更は処理する時にも注意が必要ですし、
それをチェックする税理士側にも負担が増えます。
多少の駆け込み需要で景気は動くかもしれませんが、今回の消費税改正は中小企業にとっても
処理や申告でミスが発生するリスクが高まるという事を念頭に置いて
これまでより税理士と密にコミュニケーションをとることをおすすめします。
株式会社タックスコム:代表取締役
会計の実務経験を活かし、これまで1000名以上の税理士と面談を行い、相談実績は1万件を超える。2017年に執筆した書籍「税理士に顧問料を払う本当の理由」は、出版から半年にわたりAmazonカテゴリ「税理士」で1位を獲得。2021年に実施した日本コンシューマーリサーチの調査では、税理士紹介サービスで顧客満足No.1を獲得。
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